沖縄ダイエットって?海外では人気なのに日本では流行らない理由が深刻に思えた
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ダイエット方法を徹底解説, 痩せたいなら食事から
沖縄ダイエットって知ってます?僕はなんか聞いたことあるなー、程度しか知りませんでした。
先日の記事 「2013年Googleで最も検索された流行ダイエットベスト10!」を書くために調べていたときに、海外でよく検索されているダイエットってなんだろうなーと思ってGoogleトレンド2013を見たんです。
Googleトレンドの海外検索ワードランキングダイエット部門の6位に「okinawa_diet」とあって沖縄ダイエットって何ぞ?と思って調べてみました。
目次
沖縄ダイエットとは
沖縄ダイエットのやり方
- お腹いっぱいに食べずに腹八分目に抑える
- 食べる量は少しずつ、でも種類は多く
- 低カロリーでも高栄養価のものを食べる
- 食べ物の70%は野菜か穀物
- 海草をよく食べる
- 調理は栄養を飛ばさないように弱火で
- 塩分と砂糖は極力控える
- 肉や乳製品をあまり食べない
参考:Le régime Okinawa en 10 principes(フランス語)
沖縄は有名なブルーゾーン
ブルーゾーンとは平均寿命が他の地域と比べて突出して高い地域のことを言います。
世界で有名なブルーゾーンは
- イタリア:サルデーニャ島
- コスタリカ:ニコヤ半島
- アメリカカルフォルニア:ロマリンダ島 などです。
その中でも沖縄は有名なブルーゾーンとされています。
そこから「なんで沖縄のひとは健康的で長生きなの?」という疑問が生まれ、たくさんの考察から「沖縄ダイエット」が生まれるに至ったわけです。
沖縄ダイエットの人気はフランスから火がついた
フランス人で健康ジャーナリスト、アンヌ・デュフールさんが書いた本「沖縄ダイエット(Le Régime OKINAWA)」が、食文化にこだわりを持っているフランスのひとに人気となり、注目されるようになりました。
でもこの本、出版されたのは2006年なんです。出版された年に話題となり「沖縄ダイエット」が注目されたわけですが、2013年現在でも検索ワードの6位に入っているってすごいですよね。
このことから海外では「沖縄ダイエット」は一過性のムーブメントではなく、人気が続いているダイエット法だと言えます。
ここでひとつの疑問が
なんで沖縄ダイエットは日本では無名なの?
そもそも「ダイエット」の定義が違う
日本で「ダイエット」と言うと100%「痩せる」という意味ですよね。
でも海外では「ダイエット」とは「健康維持」という意味合いが強いんです。
今回紹介した沖縄ダイエットもどちらかと言えば「健康維持」のための食事法ですよね。もちろんその結果「痩せる」こともあるでしょう。
痩せることが目的なのか、健康が目的なのか
本来「ダイエット」は健康のために行い、その結果痩せた。というものです。
「痩せる」ことが目的でももちろん良いのですが、「痩せたい」だけが目的だとダイエット行動が不健康になってしまう場合があります。
特に10代や20代のひとのダイエットをお手伝いする場合、「ちょっと待って!それ身体に良くないよ!」と言わなくていけないときがあります。
でも正直、若いひとはこの「ちょっと待って」を聞いてくれません。だからそういうときの僕はただひたすら「焦らないで良い」と伝えるだけです。結構な無力感があります。
沖縄ダイエットが日本で流行らないのは健康が目的だから
世界中でいちばん沖縄に近いのに、日本で沖縄ダイエットが無名なのは「健康」が目的だからです。
この事実は示唆に富んでいます。もう一度「ダイエット」の意味を考えるきっかけにならないでしょうか。
ちょっと立ち止まって健康のことも考えてほしい
今回の沖縄ダイエットを調べている過程で、日本と世界のダイエット人気を比べて「やっぱり痩せることだけが目的のダイエットはリスクあるな」と感じました。
いまダイエットを行っているひとは、ダイエット中毒になっていないか確認してみてください。体重ばかりを気にして、思ったように結果が出ないと落ち込み、もっと激しいダイエットをしようとして、急いで痩せようとして、健康を阻害していませんか?
特に若い女性の方に多いと思います。焦る必要はまったくありませんよ。ちゃんとカロリーをコントロールしていれば太ることなんてあり得ないですから。
ひとによって結果が出る早さが違うのは当たり前です。自分のペースで無理のないダイエットをしてください。
身体に無理のあるダイエットをしてイライラするくらいなら、笑顔の練習でもしたほうがよっぽどモテますからね!