意志が弱いのにダイエットに成功するひとの秘密の習慣
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最終更新日:2013/12/03
ダイエット方法を徹底解説
こんにちはStevenです。
いままでたくさんのダイエッターの方を接してきたわたしは、「あ、このひとはダイエット成功するな」や「このひとはこのままだと失敗してしまうから違うアプローチを提案してみよう」などとそのひとのダイエットが成功するか失敗してしまうかが直感でわかるようになってきました。
そしてこの直感はだいたい当たります。しかし不思議なもので「このひとはダイエットに成功する」という直感を感じるひとの特徴はみなさんのイメージする「ダイエットに成功するひと」のイメージとは完全に異なります。
意志が弱い人のほうがダイエットに成功する
意外なことに意志が弱いひとのほうがダイエットの成功率は高いのです。もっと言うと「自分は意志が弱いほうだ」と自分で認めているひとはダイエットの成功率が跳ね上がります。
その理由は「意志が強いひと」がなぜダイエットに成功しないかという切り口から説明します。
ダイエットを始めようとする方は皆さんやる気に満ちています。「今度こそ痩せるぞ」「夏までに絶対痩せる」と強い意志を自分の中に感じている方がほとんどです。しかしこのダイエット開始当初の意志は絶対に長続きしません。毎日の食事制限や体重、カロリー管理の煩わしさに最初のうちに感じていた「ほとばしるほどのやる気」はいつの間にか熱を失っていってしまうのです。
結果、やるべきことをやらないようになる日が増え、気付いたときにはもうダイエットのことなんて忘れてしまっている状態になってしまっています。
これが自分の意志の強さを信じているひとがダイエットに成功しない理由です。
逆に「自分の意志の弱さ」を認めているひとは、最初のほとばしるほどのやる気をまったく信用していません。自分のやる気を信用していないひとがダイエットを続けようとしたときにどういう行動を取るでしょうか?
意志の弱さを認めているひとはダイエットを続ける工夫を考えるようになる
そうなんです。自分の弱さを自認しているからこそ、ダイエットを続けるための工夫を自ら考えるようになるのです。
ダイエットを続けるための工夫とは
- 週に1回は好きなものを食べる曜日を作る
- 体重の推移を紙に書き出し家族の目に触れる場所に貼る
- いまは着られない高い洋服を買う
- 古い友人と会う約束をする
- 食事が終わった瞬間、歯を磨いて間食をすることが面倒くさいと思う環境を作る
などなど。上記は実際にわたしが接したダイエット成功者(自分は意志が弱いと認めたひと)たちが自身で考えだした工夫の一例です。
これらの工夫は「あなたのやる気」に作用します。そして「やる気」の醸成は個人個人でベストな方法が違うので、自分で工夫を考えなければならないのです。わたしがおいそれと「こうしたらやる気出まっせ!」と言っても無駄なのです。
自分は意志が弱いと認められないひと(意志が強いほうだと思っているひと)は自分のやる気が無尽蔵に続くものだと勘違いしているのでダイエットを続けるための工夫を考えることをしません。
だから意志が弱いひとのほうがダイエットは結果が出せるのです。
これを読んでいるみなさんもわたしとわたしが接したダイエット成功者たちの経験を信じて、自分の意志が弱いことをきっちりと認めてみるのはどうでしょうか。その自認は最初のひと噛みが苦いかもしれませんが、きっとあなたのダイエットに素晴らしい結果をもたらせてくれるはずです。
余談ですが、わたしがお手伝いをしたダイエット成功者の方に面白いことを言うひとがいました。彼は自分は意志が弱いと自認しているほうの人間でした。
わたしが彼に「ダイエットをこれだけ続けるなんて意志が強いですね」と話したところ、彼は笑いながら「意志が強いひとはもともと太りませんよ」と言いました。わたしは彼の言葉にハッとして今回のこの記事の元になる気付きを得ることができたのです。
意志が強いひとはもともと太らない、というのは聞くひとによって大変耳が痛い言葉ですが、わたしには金言のように思えます。これを金言と捉えられるひとだけがダイエットで結果を得るのです。