わたしがダイエットに有酸素運動を勧めない理由
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最終更新日:2013/12/03
ダイエットの運動
ダイエットには有酸素運動。ずいぶん昔からある通説のように思います。わたしが担当したダイエッターの方もほぼ全員が有酸素運動をしようとしていました。
ですがわたしはダイエットに有酸素運動は勧めません。その理由を記事にします。
有酸素運動は効果があるか?
有酸素運動をしたがる方がよく口にする言葉はこのふたつです。
- 有酸素運動は脂肪を燃焼させる
- 有酸素運動で消費カロリーをあげる
おっしゃる通り。ごもっともです。たしかに有酸素運動には上記ふたつの効果があります。
では何故、有酸素運動を認めないのかと言いますと、ダイエットにおいて有酸素運動はあまりに非効率だからです。
有酸素運動は辛い
ほんとに辛いです。ジムのカーディオマシン、家の近くのジョギングコース、どちらであっても20分も30分も有酸素運動を続けるのは辛いです。
辛い癖に消費カロリーはたいしたことありません。
たとえばジョギングの消費カロリーは 体重(kg) × 距離(km) =消費カロリー と言われています。
体重50キロのひとが10km走って消費カロリーは500kcalというわけです。500kcalと言われると「すげー」となるかもしれませんが、10kmですよ、10km。
ダイエットを始めようとするひとがいきなり時速10kmでジョギングできるはずもなく、だいたい早くても時速7kmくらいでジョギングすることになります。そうした場合10km走るには1時間半近く走り続けなければなりません。もうちょっとした地獄ですよ。
まず1時間以上の時間を確保するのも現代人には大変ですし、なにより膝などを悪くしてしまうリスクがあります。痩身のために健康を失うなんてもってのほかです。
わたしは他の記事でもよく言っていますが、ダイエットで一番大切なのは続けることなので有酸素運動の辛さや時間効率の悪さは続けるモチベーションを下げるというデメリットのほうが大きいと思っています。
500kcal消費するくらいなら
それでも500kcalを消費するのは魅力的です。しかし1時間半も走るよりも、もっと簡単でもっと効率的でもっと継続できる方法があるので、わたしは有酸素運動よりもそちらの方法を勧めています。
それはもちろん、摂取カロリーを500kcal減らすこと です。これは1時間半でやらなくても良くて、1日で500kcal減らせば良いのです。もっと少なく1日250kcal摂取を抑えるだけでも良いです。
一日250kcal減らすことを1ヶ月続ければ、それはジョギングは一日おきに毎回10km走ったことと同じ効果があります。
250kcalを食べ物にすると
- ごはん(お茶碗3/4杯):227kcal
- トースト(6枚切り バター+ジャム):269kcal です。
どうですか?これならば有酸素運動で痩せるよりも簡単にできると思いませんか?
だからわたしはダイエットを開始するひとには有酸素運動を勧めず、継続しやすい簡単なカロリーコントロールから始めるように勧めるのです。
ではダイエットに運動は必要ないのか?
これは非常に難しいところです。ダイエットを志したひとの目的によるところが大きいです。現在の体重も考慮に入れます。
運動は基本的にカラダにとても良いことです。ですが、減量を目的とした場合はもっと簡単で効率的な方法があるよ、とこの記事では言いたいのです。
ベストなダイエットは適切なカロリーコントロールと適度な運動であることに疑いはありません。しかし、有酸素運動は時間効率と辛さと効果のバランスが悪いということは覚えておいて損はないと思います。
わたしは有酸素運動よりもウェイトトレーニング、いわゆる筋トレをがぜん勧めています。
ダイエットにおける筋トレは心身に最高の結果をもたらします。ですが、筋トレについては別の記事に書こうと思います。
まとめます。
有酸素運動はたしかに効果があるが、欲しい結果を得るには効率的とは言えず、他のダイエット方法を取り入れたほうがあなたのダイエットに良い結果をもたらします。自分の最終的な目標や確保できる時間などをぜひ考えてみてください。
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