エモーショナルイーティングをやめるだけでグングン痩せる！我慢できない食欲の正体とは

お腹が減っていないのに「○○が食べたい」と感じたことありませんか？

その食欲の正体はエモーショナルイーティング(Emotional Eating)かもしれません。

エモーショナルイーティングとは？

直訳すると「感情的な摂食」となるこの言葉は、数年前から海外で認知されはじめてきた考え方です。

食欲には2種類ある

わたしたちが感じる「食欲」には2種類あります。それは「本物の食欲」と「偽物の食欲」です。

本物の食欲（肉体的な飢餓）

これは通常の食欲です。生きるために必要な栄養やエネルギーを身体が欲していると教えてくれる食欲です。

偽物の食欲（感情的な飢餓）

お腹が空いていないのに食べ物が欲しくなる食欲です。「疲れているから甘いものが欲しい」「食後のデザート」「飲み会の〆はラーメン」など生きるために必要ではないはずなのに、わいてくる食欲はすべて偽物の食欲です。この偽物の食欲がエモーショナルイーティングを引き起こします。

こういうことありませんか？

• 映画を見るときはやっぱりポップコーン
• 今日はがんばったからご褒美スイーツ
• ここ最近アイスクリーム食べてないから食べたい
• せっかく来たから名物の○○食べたい
• イライラするからチョコ食べたい

考えてみてください。上記の５つの食欲は本物の食欲ですか？

人間が生きるために必要な食欲ではありません。つまりエモーショナルイーティングです。

エモーショナルイーティングをやめたらそれだけで痩せる

生理的な食欲以外の食欲を断ち切ることができたら、当然それだけでひとは標準体型になれます。当たり前ですよね。身体が本当に必要としているときだけ食べるわけですから太ることなんてあり得ません。

これをダイエットに応用しない手はありません。

まず、エモーショナルイーティング（感情的な食欲）と通常の食欲の違いを見てみましょう。

エモーショナルイーティング（感情的な食欲）の特徴

• 食欲は急に現れる
• いますぐ食欲を解消したい
• 甘いものや味付けの濃いものを欲する
• 食べたあとに罪悪感がわく

通常の食欲の特徴

• 食欲は徐々に現れる
• いますぐでなくても大丈夫
• 野菜でも何でも食べたいと欲する
• 食べたあとに罪悪感がわかない

エモーショナルイーティングの方が欲求が強い

不思議なもので感情的な飢餓のほうが、肉体的な飢餓よりも強い食欲に感じることが多くあります。

エモーショナルイーティングに打ち勝つためにはその原因を知る必要があります。

エモーショナルイーティングの原因

ストレスを解消するため

ストレスを感じると脳はコルチゾール値を高めます。コルチゾールは塩分の強いものや、高脂肪食品、甘いものへの欲求を引き起こします。

不快な感情を解消するため

怒りや不安、悲しみや退屈など不快な感情を解消するために「食べる」ことで一時的な快楽を得ようとしてしまいます。食べることで副交感神経が優位になり不快な感情から少しだけ遠ざかることが出来ますが、それはほんの少しの間だけです。

習慣化した行動のため

「コンビニに寄ったらお菓子をひとつ買う癖」「ディズニーランド行ったらポップコーン」「疲れたからチョコレート」など偽物の食欲を満たす行動を習慣化している場合があります。

エモーショナルイーティングの防ぎ方

トリガーを知る

なにが自分の偽物の食欲の引き金になっているかを知りましょう。ストレスや不快な感情を解消するためなのか。もしくは食べ物の画像を見たからなのか。何かないかな、とつい期待して冷蔵庫を開けてしまっているからなのか。

自分のトリガーがどこにあるかを知れば、感情的な食欲をコントロールすることができます。

「○○が食べたい」と思ったらまず、「これは本当の食欲だろうか」と疑う癖をつけることがエモーショナルイーティングを防ぐ最も効果的な方法です。

30分我慢してみる

どうしても○○が食べたい！となってしまったら、30分だけ我慢してみましょう。

「いまは食べないけど30分後なら食べて良い」と考えてみてください。

30分後に「別に食べなくても良いや」と考え方が変わっていることをあなたは発見するでしょう。

エモーショナルイーティングでわく食欲は急激なものです。急激だからこそ過ぎ去るのも早いのです。30分我慢すればほとんどの感情的な食欲は打破することができます。

30分後も我慢できなかったら別に食べてしまって良いです。ほとんどないですけどね。

エモーショナルイーティングのまとめ

食欲の正体を知ることで、自分の食欲を疑うことができます。偽物の食欲から解放されたあとの自分の身体と心を想像してみてください。それはきっとあなたの理想とほとんど変わらないはずです。