冷や飯ダイエットは脂肪燃焼に効果があるって本当?
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最終更新日:2014/01/15
痩せたいなら食事から
最近にわかに聞くようになった冷や飯ダイエット。
生徒さんから質問されたときにちゃんと答えられるように自分の考えをまとめた備忘録的な記事です。
(あくまで経験と知識に基づいた私見です)
目次
冷や飯ダイエットとは?
読んでそのまま。温かいご飯ではなく、冷ましたご飯を食べるというダイエット法。
期待される効果は?
- 脂肪が燃焼する
- 腸内環境を改善する
- 摂食による血糖値の上昇が穏やかになる
なぜ冷や飯が効果があるのか?
難消化性でんぷん
温かいご飯が冷えて「冷や飯」になるとでんぷんの状態が変化し、消化しやすいでんぷんから「難消化性でんぷん」という消化しにくいものに変わり、そのでんぷんの腸内での働きによって脂肪がよく燃える。(http://www.yomidr.yomiuri.co.jp/page.jsp?id=32772)
胃や小腸で消化されずに大腸まで届く
難消化性でんぷんの特徴は、胃で消化されにくく小腸で吸収されずに大腸まで届くことです。いわば食物繊維のように働くでんぷんになる。
なんだか効果ありそうだけど
読売新聞のヨミドクターというサイトの記事をつらつら引用したわけですけど、はっきり言ってダイエット効果は期待できないでしょう。
だいたいでんぶんの働きで脂肪が燃えるってどういう仕組みでしょうか。そんなでんぷん怖いよ。
効果があるとしたら、普通の温かいご飯よりも消化耐性を持つ冷や飯のほうが血糖値の上昇が穏やか、ということくらいです。
温かいご飯と冷えたご飯を100gずつ食べたら結局同じ摂取カロリーです。温かい冷たいで摂取カロリーに違いはありません。
引用元の記事を読んでもらえたらわかりますが、冷や飯ダイエットを勧めているひともなんだか歯切れの悪い言い方です。
(江戸時代は冷や飯を食べていた→江戸時代は痩せていたひとが多い→冷や飯は痩せる!とか、ほんとにもうね。江戸時代に太るほどの高カロリー食品を日常的に摂食できていたひとはどのくらいいるのかと)
ご飯冷ましている時間ウォーキングしたほうがマシ
結論としては、おいしくもない冷や飯を待っている時間ウォーキングにでもでかけたほうがよっぽど良いです。
日々、新しいダイエットが生み出されています。新しいダイエットはすごく魅力的に見えたりしますが、なんだか根拠がよくわからないものも多いです。
間違いなく成功するダイエットはカロリー制限+運動です。間違った情報にとらわれずに、コツコツと正しいダイエットをやっていきましょう。